富張真紀裁判官の担当裁判例
全33件の裁判例
2025年
社会福祉法違反被告事件
社会福祉法人の理事長が運営権譲渡に際し不正の請託を受けて9400万円を収受した社会福祉法違反事件で、懲役1年6月・執行猶予3年及び追徴が命じられた事案
殺人被告事件
難病の長女を5年以上自宅介護していた母親が心中を決意し人工呼吸器の接続器具を取り外して窒息死させた殺人事件で、介護疲労等を考慮し酌量減軽の上、懲役3年・執行猶予5年・保護観察付きとした事例
傷害、殺人被告事件
実子である生後約8か月の乳児の胸腹部を強く圧迫して肝破裂により死亡させた事案で、未必の殺意を認定し、常習的虐待の経緯等から懲役12年を言い渡した事例。
2024年
詐欺幇助被告事件
IP電話回線提供者につき、業務従事期間の短さや警察の業務指導後の経過期間等を考慮し、回線が詐欺の道具として提供されていることの認識・認容までは認められないとして無罪を維持した事例
現住建造物等放火被告事件
解離性同一性障害の被告人による現住建造物等放火事件で、別人格状態でも記憶保持・合目的的行動が認められるとして完全責任能力を肯定し、懲役3年6月の実刑を維持
公職選挙法違反被告事件
参議院選挙に関する被買収事件の控訴審で、現金供与の経緯や受領時の言動等から買収の趣旨の認識を認定し、事実誤認の主張を排斥して有罪判決を維持
2023年
公職選挙法違反被告事件
参院選における被買収の故意につき、選挙時にのみ直接電話をかけていた経緯や現金の費消状況等から認識・認容を認定し、控訴を棄却。
詐欺被告事件
弁護士が持続化給付金等を虚偽申請し約1989万円を詐取した事案で、首謀者としての主導的役割と高い規範意識が期待される立場を考慮し、懲役3年6月の実刑を維持した事例
殺人被告事件
交際相手から殴打された被告人が包丁で刺殺した事案で、被害者が着座状態であったと認定し正当防衛・過剰防衛を否定、懲役8年の原判決を維持した控訴審判決
詐欺幇助被告事件
IP電話回線再販業者が本人確認を意図的に省略して回線を提供し特殊詐欺に利用された事案で、捜査協力の事実は未必の故意を否定しないとして詐欺幇助の成立を認めた事例
詐欺幇助被告事件
IP電話回線が特殊詐欺に利用されると認識しながら本人確認を行わず提供を継続した行為につき、詐欺幇助の故意及び幇助行為該当性を認めた控訴審判決
殺人、殺人未遂、銃砲刀剣類所持等取締法違反被告事件
実兄殺害及び実兄の妻への殺人未遂につき、創傷の客観的状況から殺意を認定した原判決を維持し控訴を棄却した事例
公職選挙法違反被告事件
参院選に係る受供与罪で、現金受領後約1年間返還行動をとらなかった事実から受領意思を認定し有罪とした原判決を維持。
邸宅侵入、現住建造物等放火、建造物侵入、窃盗、非現住建造物等放火、住居侵入、建造物損壊、器物損壊、建造物等以外放火被告事件
建造物等以外放火罪における「公共の危険」の発生が認められるとして、木造家屋密集地域での門扉への放火について控訴を棄却した事例
2022年
住居侵入、強盗殺人、窃盗被告事件
金品窃取目的で高齢者宅に侵入し発覚後に殺害した強盗殺人事件につき、幼少期の虐待歴等を考慮しても無期懲役が相当であるとした事例
詐欺被告事件
業務委託料の水増し請求による詐欺につき、被害額は水増し部分のみでなく交付金全額であるとした上で、控訴審で追加弁償を考慮し懲役5年を4年8月に減軽。
傷害致死被告事件
飲酒・睡眠薬服用による複雑酩酊下で祖父を殴打し死亡させた過剰防衛・心神耗弱の傷害致死事件につき、発達障害の犯行への影響を否定し懲役5年を維持。
覚醒剤取締法違反、大麻取締法違反被告事件
入院中の知人に看護師を介して覚醒剤を渡そうとした行為について、所持の移転に着手したとして覚醒剤譲渡未遂罪の成立を認めた事例。
各詐欺幇助被告事件
特殊詐欺に利用される蓋然性が極めて高いIP電話回線の提供は中立的行為とはいえず、包括的認識に基づく詐欺幇助罪の成立を肯定。
判例データの一部は、国立情報学研究所(NII)が提供する CaseLaw LOD(CC BY 4.0)を利用しています。