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交際相手の娘(当時生後4カ月)に暴行を加え急性硬膜下血腫などの傷害を負わせたとして傷害罪に問われた国司浩一被告(47)に対し、大阪地裁(三輪篤志裁判長)は無罪(求刑懲役6年)を言い渡した。弁護側は低酸素脳症など病気が原因の可能性を主張。三輪裁判長は「低酸素脳症によるものと否定できない」として暴行の事実を認定しなかった。被害者の女児は現在5歳だが、事件から約5年を経た現在も意識不明の状態が続いている。
出典: 時事通信(2026年3月13日)
プロフィール
経歴
三輪篤志裁判官は52期(2000年任官)。大阪地裁で任官後、富山・京都・水戸龍ヶ崎支部と全国各地で経験を積み、釧路地家裁では刑事部の部総括判事を務めた。2020年から4年間、最高裁判所刑事調査官として最高裁判事の判断を支える調査・補佐業務に従事。2024年4月に大阪地裁第5刑事部の部総括判事として刑事裁判の第一線に復帰し、ETCカード詐欺事件(2025年1月)に続き本件でも無罪判決を言い渡している。
過去の注目判決
暴力団幹部が内縁の妻名義のETCカードを使用して高速道路料金の割引を受けたとして電子計算機使用詐欺罪に問われた事件。三輪裁判長はETCカードの利用にはクレジットカードのような厳格な本人確認がなく、「処罰に値するだけの虚偽情報を与えたとはいえない」として無罪を言い渡した。別の部では同種事案で有罪判決が出ており、判断が分かれた注目の事案。
解説
本件は、交際相手の娘(当時生後4カ月)に暴行を加えて急性硬膜下血腫等の傷害を負わせたとして傷害罪に問われた事案である。被害者の女児は現在5歳だが、事件から約5年を経ても意識不明の状態が続いている。三輪裁判長は、弁護側が主張した低酸素脳症など内因性の原因による可能性を否定できないと判断し、被告人に無罪を言い渡した。検察側の求刑懲役6年に対する完全無罪であり、証拠による事実認定の厳格さを示す判断といえる。
三輪裁判長は52期で、最高裁判所刑事調査官を4年間(2020〜2024年)務めた経歴を持つ。刑事調査官は最高裁判事を補佐し、上告審における法律上の論点整理や判例調査を行う専門職であり、刑事法の理論と実務の双方に精通した存在とされる。2024年4月に大阪地裁第5刑事部の部総括判事として着任後、2025年1月にもETCカード使用をめぐる電子計算機使用詐欺事件で無罪判決を言い渡しており、立証が不十分な場合には有罪としない姿勢が一貫している。
なお、前日(2026年3月12日)に本サイトで取り上げた池田知史裁判官(千葉地裁)も同じ52期で最高裁刑事調査官の経験者であり、傷害致死事件で無罪判決を言い渡したばかりである。最高裁調査官として刑事法理論を深く研究した裁判官が、証拠の厳格な検証に基づき無罪判決に至る事例が続いている点は注目に値する。
出典・参考
- 時事通信 — 乳児虐待無罪判決に関する報道記事
- 新日本法規WEBサイト — 三輪篤志裁判官の異動履歴
- 弁護士山中理司のブログ — 三輪篤志裁判官の経歴情報
- くるまのニュース — ETCカード詐欺無罪判決の報道記事
- 堀内恭彦法律事務所 — ETCカード使用をめぐる裁判の解説
- 裁判官マップ — 三輪篤志 — 現職・所属情報
※ この記事はAIが公開情報をもとに自動生成したものです。内容の正確性には十分注意していますが、誤りが含まれる可能性があります。正確な情報は出典元をご確認ください。