判例アンテナ
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最終巡回: 2026年4月20日 09:39
2020年2月
マイナンバー(個人番号)利用差止等請求事件
番号利用法に基づくマイナンバー制度は、情報の分散管理や個人情報保護委員会の監督等の多重的安全措置によりプライバシー権を侵害せず合憲である。
請求異議事件
発信者情報開示を命じる確定判決の間接強制であっても、得られる損害賠償見込額を著しく超え累積が半永久化する場合、超過部分の強制執行は権利濫用となる。
診療報酬請求事件
医薬品の添付文書記載の用法用量に反する投与は保険医療養担当規則に従った療養の給付に該当せず、診療報酬請求権は発生しないと判示した事例。
受託収賄
公立高校教諭が部活動推薦入学の便宜供与に関し保護者から飲食接待と商品券計約13万円の賄賂を収受した受託収賄事件につき、懲役1年執行猶予3年と追徴を言い渡した事例。
入札談合等関与行為の排除及び防止並びに職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律違反,公契約関係競売入札妨害,加重収賄,収賄
市職員が入札予定価格算出の基礎情報を業者に漏洩し対価として多額の金品を収受した官製談合・加重収賄事件につき、常習性と利欲性を重視して実刑懲役2年6月とした事例。
損害賠償請求事件
月250時間に及ぶ長時間労働により免疫力が低下し劇症型急性心筋炎を発症・死亡した事案で、使用者の安全配慮義務違反と過労・死亡との相当因果関係を肯定した事例。
公法上の法律関係等確認請求事件
死刑確定者が再審請求中は死刑執行されない法的地位の確認を求めた訴えを適法としつつ、憲法32条・31条・13条、B規約6条・7条、刑訴法475条2項から同地位は導けないとして請求を棄却した。
詐欺,詐欺未遂
学校法人理事長らが国・府の補助金合計約1億7千万円を騙取等した事案で、補助金適正化法違反と詐欺罪の適用関係を整理し、理事長に実刑を言い渡した事例。
(事件名なし)
福島原発事故の自主的避難等対象区域に居住した原告らが原賠法3条1項に基づき慰謝料を請求した事案で、平穏生活権侵害の期間を限定しつつ一部請求を認容した事例。
公職選挙法違反被告事件
町議会議員選挙の立候補予定者と後援会幹部が「激励会」名目で選挙人に飲食を供応し事前運動を行った事案で、公職選挙法違反共謀共同正犯として全員に執行猶予付き懲役刑を科した事例。
威力業務妨害,わいせつ文書頒布被告事件
外国公館に人糞入り封筒を郵送した行為について、職員の自由意思を制圧するに足りる性質を有するとして威力業務妨害罪の成立を認め、犯罪成立時期を開封時と解した事例。
窃盗
神経性過食症・窃盗症等に罹患した執行猶予中の万引き事案について、完全責任能力を認めつつ治療優先の必要性を重視し、再度の執行猶予と保護観察を付した事例。
損害賠償請求事件
職場のパワーハラスメントと追及的な面談で精神疾患を発症し自殺した嘱託職員について、使用者の安全配慮義務違反と自殺との相当因果関係を認め、過失相殺を否定して損害賠償責任を認めた事例。
損害賠償請求事件
インサイダー情報伝達罪で有罪確定した元役員に対する会社からの損害賠償請求につき、刑事と民事の証明度の違いから情報伝達の事実を認めるに足りる証拠はないとして請求を棄却した事例。
過失運転致死傷,ストーカー行為等の規制等に関する法律違反,脅迫,強要未遂被告事件
右折時の安全確認義務を怠り保育園児の列に対向車両を衝突させ2名を死亡させた過失運転致死傷とストーカー行為等の併合事件で、故意事犯に比肩する非難はないとして禁錮4年6月を言い渡した事例。
殺人,銃砲刀剣類所持等取締法違反,殺人未遂,公務執行妨害被告事件
統合失調症に罹患する被告人による殺人・殺人未遂等について、精神鑑定の信用性を肯定し犯行時に陽性症状は消褪・陰性症状も軽度にとどまったとして完全責任能力を認めた原判決を維持した事例。
損害賠償請求事件
駅前再開発地内の土地の一部につき寄附に応じなかった共有者による地方公共団体に対する不法占有を理由とする賃料相当損害金請求において、権利濫用の主張を排斥し請求を全部認容した事例。
窃盗
受信料業務で得た高齢女性契約者の個人情報を共犯者に提供し、警察官を装いキャッシュカードをすり替えて窃取・ATM引出しに関与した被告人に、懲役3年執行猶予5年を言い渡した事例。
過失運転致死傷被告事件
時速約86kmまで踏み間違い加速し3名死亡7名負傷させた過失運転致死傷事件で、EDR等の争点を排斥し禁錮5年6月を維持して控訴棄却した事例。
過失運転致傷被告事件
対向車線進出による過失運転致傷事件で、原審の鑑定評価の誤りを指摘して無罪判決を破棄したが、捜査官の虚偽公文書作成の再審事由該当可能性を理由に原審へ差し戻した事例。
判例データの一部は、国立情報学研究所(NII)が提供する CaseLaw LOD(CC BY 4.0)を利用しています。