判例アンテナ
裁判所ウェブサイトに掲載された裁判例を自動取得し、一覧表示しています。
最終巡回: 2026年4月22日 09:43
2019年7月
審決取消請求事件
医薬品相互作用チェック装置特許の「相互作用マスタ」における「個別に格納」の意義は、1対1の組み合わせを同一粒度で他と分離して格納する趣旨であり、1対多の格納を含まないと解釈して無効審決の一部を取消し。
審決取消請求事件
散乱光式煙感知器特許の進歩性判断において、引用文献の記載は技術常識(レイリー散乱・ミー散乱理論)に照らし理論的に整合的に理解できなければ当業者が認識する技術的思想とはいえないと判示し無効審決を取消し。
損害賠償請求控訴事件
電子地図の内部データ管理構造は住宅地図特許の「区画化」に該当せず、均等侵害の本質的部分も欠くとして特許権侵害を否定した事例。
特許権侵害差止等請求事件
アイメイク施術台特許の構成要件「施術部の上方部」の解釈につき、出願経過と課題解決の観点から施術部内の上下中央より上の部分を指すと解し、被告製品が技術的範囲に属するとして差止め及び損害賠償を認めた事例。
職務発明対価金請求事件
職務発明規程のない会社において、表彰金の交付や抽象的な報奨の示唆のみでは特許を受ける権利の黙示の譲渡合意は成立せず、権利承継を前提とした具体的行動を要するとして相当対価請求を退けた事例。
審決取消請求事件
火力発電所等の復水器冷却水系における海生生物付着防止方法の特許について、引用発明の作用機序が推論にとどまる場合は一機序の共通性のみで置換の動機付けを否定できないとして、進歩性を肯定した審決を取り消した事例。
審決取消請求事件
医薬品の有効成分に係る特許請求の範囲の訂正において、本文とただし書に重複はあるが矛盾しない記載は不明瞭とはいえず、置換基を塩素から水素に改める訂正は実質上特許請求の範囲を変更するものに当たると判断した事例。
発信者情報開示請求事件
競艇予想サイトの広告画像を批評サイトに縮小転載した行為について、写真の著作物性及び広告全体の創作性を肯定し、批評対象特定のための必要性は高くないとして著作権法32条1項の適法な引用該当性を否定し、発信者情報開示を命じた事例。
審決取消請求事件
カタログオーダーギフト業者によるギフトカタログを介した商品譲渡は、小売等役務(商標法第35類)に該当し、カタログ表紙への商標表示は指定役務についての商標の使用に当たるとして不使用取消審判請求を退けた事例。
特許法第1条の違反,及び,特許権侵害,慰謝料等被害請求事件
特許権侵害主張を否定するとともに、別件確定判決の成立過程における相手方の主張等を理由とする損害賠償請求は、不正行為により容認し得ない特別の事情がない限り既判力により許されないとした事例。
プログラム著作権確認並びに著作権侵害差止請求控訴事件
ソフトウェア譲渡契約の対象範囲は契約書の客観的文言から合理的に解釈すべきであり、登録済み・非登録双方のプログラムを包括譲渡する旨の文言を覆す事情は認められないとして、錯誤・要物契約性・公序良俗違反の主張を退けた事例。
不当利得返還請求控訴事件
導光板特許について、被告製品の微細構造体は照光面側に設けられ構成要件の「裏面」に該当せず文言侵害は成立せず、本質的部分(回折機能の機序)を欠くとして均等侵害も否定し不当利得返還請求を棄却した事例。
損害賠償等請求事件
蛍光色素の専用実施権設定契約で、技術情報開示の不十分さや未公開特許の秘匿により共同研究契約締結に至らなかった事案につき、民法130条の故意による条件成就妨害も詐欺による不法行為も否定した事例。
審決取消請求事件
著名自動車メーカーが電動車の新ブランドとして採択した欧文字2字商標「EQ」について、市販開始前段階でも国際的モーターショー発表や集中的な広告宣伝により短期間で識別力を獲得したとして、商標法3条2項該当性を認めた事例。
審決取消請求事件
検査用照明器具の放熱部分に係る部分意匠について、電源ケーブル引き出し位置や支持軸体の太さを需要者の着目点として重視し、引用意匠との類似性および当業者の創作容易性のいずれも否定して無効審判不成立審決を維持した事例。
2019年6月
債務不履行に伴う契約解除により返金請求と,その契約不履行と相当因果関係にある損害の賠償請求控訴事件
特許明細書の米国出願用英訳委託について、和文未確定・期限切迫・独自用語など発注者側事情を踏まえ、完璧な翻訳までは契約内容に含まれないとして瑕疵を否定した事例。
販売差止め及び損害賠償等請求控訴事件
アイマスク耳かけストラップの部分意匠について、出願経過の意見書を参酌して先端部ビーズの存在を要部に含めて類似を否定し、商品形態の商品等表示該当性には特別顕著性が必要と判示した事例。
審決取消請求事件
液晶媒体特許のサポート要件判断において、明細書がp型液晶のみを前提としn型液晶での課題解決が開示されていない以上、特許請求の範囲をn型を含む記載とすることは認められないとした事例。
特許権侵害差止等請求控訴事件
薬剤分包用ロールペーパ特許における構成要件「用いられ」の解釈について、物の発明として「用いることが可能な」構成を意味すると解し、間接侵害の成立を認めた事例。
審決取消請求事件
パチンコ機の進歩性判断において、引用発明と副引例が技術分野を共通にしても、報知の目的・タイミングが根本的に異なる場合には組合せの動機付けを認められないとして審決を取り消した事例。
判例データの一部は、国立情報学研究所(NII)が提供する CaseLaw LOD(CC BY 4.0)を利用しています。