判例アンテナ
裁判所ウェブサイトに掲載された裁判例を自動取得し、一覧表示しています。
最終巡回: 2026年4月21日 09:43
2020年2月
殺人,銃砲刀剣類所持等取締法違反,殺人未遂,公務執行妨害被告事件
統合失調症に罹患する被告人による殺人・殺人未遂等について、精神鑑定の信用性を肯定し犯行時に陽性症状は消褪・陰性症状も軽度にとどまったとして完全責任能力を認めた原判決を維持した事例。
損害賠償請求事件
駅前再開発地内の土地の一部につき寄附に応じなかった共有者による地方公共団体に対する不法占有を理由とする賃料相当損害金請求において、権利濫用の主張を排斥し請求を全部認容した事例。
窃盗
受信料業務で得た高齢女性契約者の個人情報を共犯者に提供し、警察官を装いキャッシュカードをすり替えて窃取・ATM引出しに関与した被告人に、懲役3年執行猶予5年を言い渡した事例。
損害賠償請求事件
同人誌漫画を無許諾掲載した無料閲覧サイト運営会社に公衆送信権侵害による不法行為責任を認め、著作権法114条1項ただし書により推定覆滅を9割とした上で代表者らに会社法429条1項責任を認めた事例。
過失運転致死傷被告事件
時速約86kmまで踏み間違い加速し3名死亡7名負傷させた過失運転致死傷事件で、EDR等の争点を排斥し禁錮5年6月を維持して控訴棄却した事例。
不正競争行為差止等請求控訴事件
食品用細口ガラス瓶の形態について不正競争防止法2条1項1号の商品等表示該当性を否定し、独自性・周知性および一般不法行為の成立も否定した事例。
過失運転致傷被告事件
対向車線進出による過失運転致傷事件で、原審の鑑定評価の誤りを指摘して無罪判決を破棄したが、捜査官の虚偽公文書作成の再審事由該当可能性を理由に原審へ差し戻した事例。
強盗殺人,傷害,窃盗,覚せい剤取締法違反
窃取車両の取戻しを図った被害者をボンネットに乗せ急加速・急制動で路上に放出し死亡させた強盗殺人事件につき、犯人性と未必の殺意を認定し無期懲役を維持した事例。
命令服従義務不存在確認請求控訴事件
自衛官が存立危機事態における防衛出動命令に基づく職務命令への服従義務不存在確認を求めた無名抗告訴訟につき、処分の蓋然性を欠くとして訴えを不適法却下した事例。
立替金等請求控訴事件
共同発明者間の特許共有化合意を前提とした出願費用分担請求等について、権利放棄・譲渡を認定し合意の存在および登録未了の一部移転の効力を否定した事例。
更正すべき理由がない旨の通知処分取消請求控訴事件
発泡酒「極ZERO」の酒類区分を巡り、酒税法施行令20条2項は全原料投入後の発酵を要するとして更正の請求を認めない通知処分を維持し、理由提示の適法性も肯定した事例。
発信者情報開示請求事件
Twitter投稿時ではなくログイン時のIPアドレスに係る発信者情報も、プロバイダ責任制限法4条1項の「権利侵害に係る発信者情報」に該当し、ログイン者と投稿者の同一性が認められる場合には開示対象となると判断した事例。
傷害致死,傷害
交際相手らによる幼児への虐待を容認・助長し自らも暴行を加えた母親につき、約10日間の反復暴行を包括一罪と認め共謀成立を肯定して傷害致死罪等で懲役9年を言い渡した事例。
審決取消請求事件
対流形石油ストーブの使用時に炎が三つの略輪状に見える位置商標について、商標法3条1項3号該当性を認め、使用による識別力獲得も否定して登録拒絶審決を維持した事例。
債務不存在確認等、充当処分取消請求控訴事件
代償分割における相続税法34条1項の「受けた利益」は代償債権取得時点で発生し、現実の代償金支払がなくても連帯納付義務を負い、徴収権の消滅時効も本来の納税義務者に対する時効中断により完成していないとした事例。
不正指令電磁的記録保管
閲覧者の同意を得ず仮想通貨マイニング用プログラム(Coinhive)をウェブサイトに保管した行為につき、反意図性・不正性を肯定し、不正指令電磁的記録保管罪の成立を認めて原判決を破棄し罰金刑を言い渡した事例。
(事件名なし)
乳児の急性硬膜下血腫等(SBS類似所見)について、揺さぶる暴行以外の機序による発生可能性が医学的に合理的に説明可能であるとして、傷害致死罪の成立に合理的疑いが残るとし無罪を言い渡した事例。
一般乗合旅客自動車運送事業事業計画変更認可処分等取消請求控訴事件
道路運送法は既存の路線バス事業者の安定的経営を個別的利益として保護する趣旨を含まないとして、新規参入業者への事業計画変更認可処分等の取消しを求める既存事業者の原告適格を否定した事例。
精神保健指定医の指定取消処分の取消請求控訴事件
精神保健指定医のケースレポートにおいて、チーム診療下での関与が「自ら担当として十分な関わりを持った症例」の要件を満たさないことを認識しつつ提出したとはいえず、指定取消処分は裁量権逸脱・濫用として違法となった事例。
詐欺未遂,詐欺,窃盗被告事件
違法な現行犯逮捕により押収された携帯電話機データを端緒に逮捕された共犯者の公判廷証言は、捜査機関による収集ではなく裁判所の証拠決定に基づくものとして、違法収集証拠との密接関連性を欠き証拠能力が認められた事例。
判例データの一部は、国立情報学研究所(NII)が提供する CaseLaw LOD(CC BY 4.0)を利用しています。