判例アンテナ
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最終巡回: 2026年4月22日 09:43
2019年9月
損害賠償請求事件,保険金請求反訴事件
自動車保険金の不正請求について客観的損傷状況との不整合等から事故の発生を否定し、既払保険金のみならず調査費用をも不法行為と相当因果関係ある損害と認めた事例。
公職選挙法違反
選挙運動者への法定上限超過の報酬支払を公選法違反の買収と認定し、コンサルタントを名乗っても活動の実質が選挙運動であれば違法となるとして買収の故意・共謀を肯定した事例。
職務上義務不存在確認等請求控訴事件,同附帯控訴事件
地下鉄運転士に対するひげ禁止の身だしなみ基準を専ら理由とする低評価は人事権の裁量を逸脱・濫用した違法な人事評価に当たるとして国賠法上の慰謝料請求を認めた事例。
損害賠償請求事件
後期高齢者医療広域連合が高確法58条により代位取得するのは損害元本の支払請求権にとどまり、給付日の翌日以降の遅延損害金のみを加害者に請求できるとした事例。
防犯カメラ撤去等請求事件
マンション建設現場の防犯カメラ設置につき、撮影機能を有するカメラは受忍限度内とする一方、住宅に向けたダミーカメラは平穏な生活を害する不法行為に当たるとした事例。
不正競争行為差止等請求事件
共同開発に近い形で市場に供給された商品の形態・品番について、開発関与と商流の実態を踏まえ、不正競争防止法2条1項1号の周知性及び同項3号の「他人の商品の形態」該当性をいずれも否定した事例。
入札談合等関与行為の排除及び防止並びに職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律違反,公契約関係競売入札妨害,贈賄
市発注電気工事の入札に関し、市職員に飲食接待と多額の賄賂を供与して最低制限価格帯の秘密情報を入手した業者代表者に、官製談合防止法違反・公契約関係競売入札妨害・贈賄罪で懲役2年・執行猶予4年を言い渡した量刑事例。
意匠権侵害差止等請求控訴事件
LED検査用照明器具の放熱部に係る部分意匠について、公知意匠を参酌して「フィン各面に貫通孔がなく平滑」等を要部と認定し、旧型製品は類似するが、フィン外周面にフラット面を設けた新型製品は類似しないとした事例。
特許権侵害差止等請求事件
ペイ・パー・コール方式のウェブ広告で動的に電話番号を割り当てるプログラムにつき特許権侵害を認め、特許法102条2項の利益算定では侵害品製造販売に直接関連し追加的に必要な経費のみを控除すべきとして、通信回線料等の控除を否定した事例。
発信者情報開示請求事件
アダルトビデオが左右反転加工のうえ海外動画投稿サイトに無断アップロードされた事案で、米国DMCA手続で取得したIPアドレスを端緒として、国内経由プロバイダに対する発信者情報開示を著作権法14条の著作者推定とともに認めた事例。
覚せい剤取締法違反,関税法違反被告事件
相続財産受取話に誘われた被告人が覚せい剤約3.1kgをカンボジアから密輸した事案で、疑念を抱きつつ渡航費負担や税関虚偽申告指示等の事情から違法薬物の可能性を認識していたとして未必の故意を認定し、懲役9年・罰金400万円を言い渡した事例。
2019年8月
一般乗合旅客自動車運送事業事業計画変更認可処分等取消請求事件
規制緩和後の道路運送法下で、新設路線と競合する既存バス事業者が他社への事業計画変更認可および上限運賃設定認可の取消しを求める原告適格を否定し、訴えを却下した事例。
特許権侵害差止等請求事件
屈折計特許の侵害訴訟で、被告製品の計算式は形式的には異なるが技術的思想が実質同一であるとして構成要件充足性を肯定し、差止・廃棄と69万余円の損害賠償を認めた事例。
損害賠償等請求事件
そうめん流し器の登録意匠につき、ウォータースライダー型レール部と回転器付きトレイ部を結合した形状を要部と認定し、類似する被告商品の差止と104万余円の損害賠償を認めた事例。
損害賠償請求事件
残存期間わずかな特許権の共有持分を細分化して高値で販売した詐欺的商法につき、特許権者・管理会社・販売会社の共同不法行為責任と名目上の役員の会社法429条1項責任を認め、約9032万円の賠償を命じた事例。
特許権侵害差止等請求控訴事件
アルミ缶ワインの保存方法に関する数値限定発明について、明細書の官能試験結果では数値範囲全体で課題解決ができると認識できないとしてサポート要件違反を認め、権利行使を認めなかった事例。
不正競争行為差止請求控訴事件
約34年間独占的に使用されてきた医療用低圧持続吸引器の2ボトル形態につき、商品等表示としての周知性と類似商品との混同のおそれを認め、不競法2条1項1号に基づき譲渡等の差止と廃棄を命じた事例。
審決取消請求事件
アルミ缶ワイン保存方法の数値限定発明について、官能試験結果では数値範囲全体にわたる課題解決を認識できないとしてサポート要件違反を理由に特許を無効とした審決を維持した事例。
暴行・傷害
スタンガンによる「しつけ」と称して自らの養子・実子3名に電気ショックを繰り返した暴行・傷害事件につき、悪質な虐待と評価しつつも保護観察付執行猶予を付した事例。
不正競争行為差止請求控訴事件
特許・意匠の実施許諾を定める覚書がある以上、権利者から譲渡された製品を組み込んだ完成品の製造販売に権利は及ばず、消尽の成否は譲渡当事者間の個別事情により左右されないと判断した事例。
判例データの一部は、国立情報学研究所(NII)が提供する CaseLaw LOD(CC BY 4.0)を利用しています。